2007年05月28日

森見登美彦

普段小説は読まないんですが
今月は5冊も読んでしまいましたよ

むしろ

ここ何年かで十数冊程度のうちの5冊
ってことで僕にしたら異例のペース

中高生の頃はたくさん読んでたんだけどなー

そんでこの異例のペースのきっかけとなったのが
森見登美彦氏というわけです。


冒頭でも書きましたが、本を読まなくなって久しかったわけで、
これといってこれはおもしろいだろ とかってのもないわけで
なんとなしに読んだ雑誌の中のレビューで「きつねのはなし」の表紙のイラストを見、
そのとき感じたいい意味でのちょっとした不気味さ忘れられなかったことがひさびさに小説を読むようになったきっかけでしょうか。

その後渋谷TSUTAYAで生の「きつねのはなし」と出会ったときに買わずにいられませんでした。CDでいうジャケ買いに近い衝動だったのかもしれません。

しかも根拠のない自信があり、同氏の他の著書を3冊まとめて購入。
ほんと、ジャケ買いみたい。

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   「太陽の塔」     「新説 走れメロス」    「きつねのはなし」

もちろん、「きつねのはなし」を読みたいのですが、
そこは礼儀(勝手な)、デビュー作から読みたくなったのです。

というわけで「太陽の塔」から読み進め、読破。
悪くない印象を得て勢いそのままに「きつねのはなし」を読み、「新説 走れメロス」も完読。
さらに勢いにのり

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「夜は短し 歩けよ乙女」も読む読む。


どれにも共通しする部分として
主人公は京都の大学生(男性)で、純な印象を持ちつつも変わり者。
というか妄想癖のある変態で知能派とも理屈っぽいともいえるような青年。

女性はみなミステリアスで凛として、古風な印象を持つ。

そして物語のテリトリーは京都。
同じ通りが登場するのはもちろん、人物が作品を超えて脇役で登場したり、
これらの作品に登場する人物だけで僕の中で「京都」が形成され、
あたかも住人になっているような錯覚すら覚えます。

また、現代の話が中心なのに、なぜかノスタルジーを感じさせるセリフや物事の表現。

このように、作品をイメージ化しやすく、同時に作風のわかりやすい作家さんなんだなーと感じました。

にしても全体的には和風で賑やかな「縁起物」のコラージュといったようなイメージを持たせてくれ、唯一のホラー調である「きつねのはなし」ではサラリとした不気味な表現を見せ、じわじわと感じる恐怖というか恐怖まで至らないが生温い不気味さのトーンを終始感じさせてくれるというように、喜劇だけの作家ではない模様。

今後の作品もますます楽しみなのですが、
「四畳半神話体系」という著書だけ未読なので、早くそれが読みたいなー

投稿者 monji : 01:41 | comment (0) | trackback (0)

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